歯並びを健康で美しい状態に整えていくことは、お子さんの将来にも直結する大切な取り組みだと思います。
大人の矯正と違って、小児矯正はただ歯を並べるだけの治療ではありません。
成長段階のお口だからこそできる治療がありますので、お子さんの歯並びについて気になることがありましたら、ぜひ検討されてみてください。
T4Kは、歯が生え揃ったくらいの年齢から永久歯に生え変わる段階までのお子さんに試してほしい治療方法です。
歯を直接動かす矯正ではなく、歯並びを悪くしている習癖やお口周りの筋肉の状態を改善することを目的とした治療で、お子さんにとって負担の少ない方法としても注目されています。
T4Kは、歯並びのタイプ別に3つのパターンのマウスピースが用意されています。
次のようなお悩みを抱えているお子さんに効果的です。
上顎前突は、いわゆる「出っ歯」の状態を指します。
横から見たときに、上の歯が前に突き出してしまっていることが特徴です。
叢生とは、歯並びがデコボコしていたり、歯と歯が不自然に重なっていたりする状態です。
日本人の不正咬合(歯並びの乱れ)は、叢生であることが多いと言われています。
いわゆる「受け口」という状態で、横から見たときに下の歯が前に出てしまっているのが特徴です。
お子さんに多い症状なので、早い段階で改善するようにしましょう。
床矯正は、乳歯から永久歯に生え変わる6歳~11歳の混合歯列期のお子さんを対象とした治療方法です。
正しい顎の発達を促すことで永久歯が綺麗に生え揃うスペースを確保することを目的とした治療で、抜歯やワイヤーを使用せずに治療を進められます。
床矯正は、顎の成長を利用した矯正方法なので、お子さんの負担が少ないことが特徴です。
治療は、次のようなお悩みを抱えるお子さんに効果的です。
歯の大きさに対して顎が極端に小さいと、永久歯が生え揃ったときに正しく並ぶことができません。
床矯正でスペースを確保することで、永久歯がバランスよく並ぶ手助けをします。
歯のサイズや生えている位置によって乳歯の歯並びがデコボコしている状態です。
スペース不足による叢生であれば、きちんと拡大してあげることで永久歯に生え変わった際に改善できることがあります。
お子さんのマウスピース矯正(インビザライン)には、2つの種類があります。
インビザラインファーストは、乳歯が永久歯に生え変わる時期のお子さんを対象としたマウスピース矯正です。
お子さんのお口に合わせたオーダーメイドのマウスピースを用いて歯並びを整えます。
マウスピースは透明で目立たず、周囲に気づかれにくいのでお子さんも続けやすいでしょう。
インビザラインGoは主に前歯部分の歯並びを整えるためのマウスピース矯正です。
従来のインビザラインはお口全体の歯並びを改善しますが、インビザラインGoは奥歯を除いた前歯部の矯正であることが特徴です。
「前歯だけもう少し歯並びを整えたい」「見える部分を綺麗にしたい」など、軽度な治療を受けたい方におすすめです。
小児矯正は基本的に自費診療となっております。
使用する装置、期間によって費用が異なりますので、まずはお口の検査を行い、一緒に治療プランを考えていきましょう。相談のみでも歓迎しております。