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歯肉下の虫歯治療をした一例

歯肉の下に小さな虫歯ができてしまった場合の治療をご紹介します。

*今回も出血等を伴う画像が含まれるので、苦手な方はご遠慮ください。

患者さんは当院に定期的なメンテナンスで通われている患者さんですが、

お仕事が忙しくメンテナンス期間がやや開いてしまったため小さな虫歯ができてしまいました。

しかし、来院頂いたおかげ悪化する前に発見し早期に治療することができました。

虫歯の位置は、歯列の一番奥の歯。その歯の後ろ側の面で、生え際の歯肉の下に入り込むような形でできていました。

歯肉縁下の場合は、被覆している歯肉をレーザーメスで切ることで虫歯部分を露出させます。

レーザーメスを用いることで出血を抑えることができます。

出血を減らすことで精密な治療ができるため、今回はレーザーを用いて歯肉の下に出血なくアプローチすることが重要です。

↑歯肉はレーザーで一部焦げます。出血を抑えた状態で虫歯が露出し、綺麗に虫歯除去できました。

↑詰め物が終了した状態です。出血による術野汚染もなく綺麗な仕上がりです。

術直後は多少歯肉が荒れますが、数日で綺麗に戻ります。

今回、患者さんのご希望もあり念の為痛み止めを処方しましたが、使用されなかったとのことでした。

レーザーを用いることで痛みは最小限に抑えられ、良好な治癒が期待できます。

小さな虫歯でも、場所によってこのように治療法が異なる場合があります。

当院では最適な方法での治療を提案いたします。

虫歯かなと思ったら、お気軽にご相談ください。